19歳藤田光里 3差発進 “ゆるキャディー”48歳おじさんと息ピッタリ

[ 2014年4月12日 05:30 ]

9番、グリーンへ向かう藤田。親子ほど年の離れた大溝キャディーとタッグ

女子ゴルフツアー スタジオアリス女子オープン第1日

(4月11日 兵庫県三木市 花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース=6376ヤード、パー72)
 期待の新人、藤田光里(19=Leopalace21)が首位に3打差の6位と好発進した。親子ほど年の離れた大溝雅教キャディー(48)のゆるい雰囲気に癒やされ5バーディー3ボギーの70をマーク。プロ転向後9試合目で最高のスタートとなった。O・サタヤ(30=タイ)が5アンダーで首位、福嶋浩子(36=フリー)が首位に1打差の2位につけた。

 藤田が昨年の新人戦優勝、最終予選会1位通過の実績に恥じない6位の好スタート。「1番でも手が震えなくなったし、やっと雰囲気に慣れました」と息をついた。ラウンド中、笑みが絶えなかったのは大溝キャディーの存在が大きい。開幕当初は妹の美里さんがキャディーを務めたが、前戦から片山晋呉や藤井かすみらと組んでツアー通算23勝のベテランに変更。「彼女には僕みたいないいかげんなのがいいんです」と胸を張る“ゆるキャディー”が29歳年下の新人を巧みな話術で支え、藤田も「カチッとしたキャディーは苦手。大溝さんは話し相手になってくれるし、ずっと笑いっぱなし」と感謝する。「いい日が続いたことがないので、まずはパープレーが目標」と謙虚な19歳に48歳は「あしたはあしたの風が吹くよ」と言葉を投げかけた。親子ほど年が離れたコンビが笑顔のラウンドで上位を狙う。

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2014年4月12日のニュース