井上監督も聴講…英仏の柔道家が講演 指導者の資質向上求める

[ 2013年12月2日 21:21 ]

 暴力根絶に取り組む全日本柔道連盟は2日、欧州から講師を招いての講演会を東京都内で開催し、男子日本代表の井上康生監督ら指導陣も聴講した。

 英国人で国際柔道指導者研究協会会長のマイケル・カレン氏、フランス柔道連盟副会長のミッシェル・ブルース氏は、暴力排除には指導者の資質向上が不可欠と断言。カレン氏は日本柔道界に対し「指導者資格認定制度を他の競技団体に先駆けて整備してほしい。今こそチャンスだ」と助言し、井上監督らに「全国の指導者の模範となってほしい」と呼び掛けた。

 ブルース氏は柔道大国で育った自身の体験も踏まえ「柔道を教育的なものにするか、暴力的なものにするかは教え方次第だ」と訴えた。

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2013年12月2日のニュース