有森さんら世界遺産快走 アンコール遺跡でマラソン

[ 2013年12月1日 14:45 ]

1日、カンボジア・シエムレアプのアンコール遺跡群を走る有森裕子さん

 カンボジア北西部シエムレアプで1日、対人地雷廃絶を訴える第18回アンコールワット国際ハーフマラソンが開かれた。女子マラソン五輪メダリストの有森裕子さん(46)も加わり世界遺産アンコール遺跡群を快走した。

 75カ国・地域から、日本人434人を含む過去最多の7579人が出場登録。義足や車いすのカンボジア人らも参加した。参加費は義手や義足の製作、地雷被害者の支援やエイズ予防教育活動などに充てられる。

 大会は、有森さんが代表理事を務める岡山市のNPO法人「ハート・オブ・ゴールド」が支援してきた。有森さんは「今回から(運営を)全てカンボジア側に任せた。いろいろなポイントでカンボジア人スタッフたちの頑張る姿を見られたのがうれしかった」と語った。

 男子ハーフマラソンの部は東京都の会社員、小野塚稔さん(33)が1時間16分10秒で優勝した。小野塚さんは「世界遺産の中をこれだけ走れる大会はないので、大きな魅力。良い大会だった」と話した。(共同)

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2013年12月1日のニュース