“ビリケン”藤本 2日目で17アンダー!首位浮上

[ 2013年10月12日 06:00 ]

9番、バンカーから2打目を放つ藤本

男子ゴルフツアー トーシン・トーナメント第2日

(10月11日 岐阜県加茂郡富加町 TOSHIN・GCセントラルC=7008ヤード、パー72)
 予選通過が5アンダーという伸ばし合いの中、首位と1打差の2位から出た藤本佳則(23=フリー)が、9バーディー、1ボギーの64で回り、通算17アンダーで首位に立った。プロ6年目の重永亜斗夢(あとむ、25=ホームテック)が7バーディー、ボギー無しの65で回り、通算12アンダーで4位に浮上した。高校生プロ鍋谷太一(17=フリー)は68で通算11アンダーの7位につけている。
【第2R成績】

 大阪の通天閣に鎮座する幸運の神に似ていることから“ビリケン”の愛称を持つ藤本が初日63、2日目64と連日の大フィーバーで一歩抜け出した。「バーディーを取りたい、ここに打ちたい、と思うと神経を使うが、吹っ切れてやれているのがいい方向に出ている」

 出だしの10番から3連続バーディー。18番パー5では左ラフから第2打をラフに打ち込んだものの、バンカー越えの第3打をピン奥1メートルにつけた。通算17アンダーは、日本ツアー機構(JGTO)に資料が残る85年以降、36ホール終了時としては、87年マルマンオープンの倉本昌弘の18アンダーに次ぐ好スコアだ。

 ツアー1年目の昨年はデビュー5戦目で優勝したが、後半戦に調子を崩した。「今年は体と相談しながらやっている」と疲れた時は練習をやめて体調のケアに専念するなどコンディションの維持に注意している。

 JGTOに残る資料では72ホールでの最多アンダーパーは、96年日本シリーズの尾崎将司、95年三菱ギャランのB・ジョーブの26アンダー。その更新の期待もかかるが「記録はないより、あった方がいいけど。自然体でいきますよ」と無欲を強調した。

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2013年10月12日のニュース