暴力問題の天理大柔道部 被災地でボランティア

[ 2013年10月12日 10:13 ]

ボランティア活動で仮設住宅の雨どいを掃除する天理大柔道部の大野将平前主将

 部内暴力が発覚して無期限活動停止中の天理大柔道部が12日、宮城県七ケ浜町でボランティア活動をした。世界選手権男子73キロ級覇者で、停学処分が明けたばかりの大野将平前主将も参加した。

 大野前主将ら4年生部員18人や正木嘉美監督のほか、天理大師範で全日本柔道連盟(全柔連)の細川伸二理事らも加えた計21人が町内の仮設住宅を訪問。

 部員らはヘルメットとマスク姿で仮設住宅の屋根に上り、雨どいにたまったごみなどを、手で取り除いた。

 報道陣の取材に応じた大野前主将は、暴力問題について「主将として管理しなくてはいけなかった。申し訳ないと思っている」と謝罪した上で「ボランティア活動をして、気持ちを新たに頑張りたい」と話した。

 ボランティア活動は全日本学生柔道連盟が求めた。天理大柔道部は既に奈良県内などで清掃活動を行っている。

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2013年10月12日のニュース