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全柔連3時間の大荒れ評議員会「柔道は国民に見捨てられつつある」

全日本柔道連盟の評議員会を終え、記者団の質問に答える上村春樹会長

 全日本柔道連盟の評議員会が25日、東京都文京区の講道館で行われ、上村春樹会長(62)ら理事の解任動議が提出される大荒れの展開となった。規定で採決に至らなかったものの、約1カ月後に臨時評議員会を開催して、あらためて解任を協議することにした。前日の臨時理事会で10月をメドに退任すると発表した上村会長だが、柔道界に根強い不信感があることを露呈した。評議員会は参院議員の谷亮子氏(37)ら理事の就任を承認した。

 期限を区切っての辞任を表明し、理解を求めたはずの上村会長だが、現実は厳しいものだった。出席者から早期解任など厳しい批判の声が上がった。怒声も飛び交い紛糾。臨時評議員会開催で仕切り直しとなった。

 59人のうち57人が出席して始まった評議員会。通常なら議長は事務局側からの指名ですんなり決まる。だが、この日は千葉県の了徳寺健二氏が「評議員の代表を」と異議を唱え採決に持ち込まれる。結局、33―17の票数で事務局指名の評議員が選出されたものの、これが3時間におよぶ激論の幕開けとなった。

 女性4人を含む5人の新理事の選任についての協議が始まると、了徳寺氏は「理事の選任だけでなく解任も評議員会の専決事項」と立ち上がった。「会長も執行部も広く意見を聞くべきだ。柔道は国民に見捨てられつつある。ここが正念場。理事の解任を議論したい」。緊急動議。実際、理事の選任解任は評議員会規定で認められているが、4週間前までに議題としなければいけないのもルール。それでも上村会長は「法的な問題より信を問いたかった」と採決を求め退場しようとするシーンもあった。

 結局は他の評議員からの申し入れで、臨時評議員会を後日招集することで落ち着いた。出席したある評議員は「嘉納(行光)名誉会長から“評議員会のときは上村君をよろしく”と電話を受けた人もいた」と話しており、実際に採決しても出席者の過半数が必要な解任が決議されたかどうかは疑問だ。だが、全柔道人の団結を訴える上村会長にとっては根強い不信感が噴出したこと自体が大きな痛手。「不名誉なことだが、真摯(しんし)に受け止めたい。私がやるべきことは改革、改善を進めること」。その言葉の信を問う舞台、臨時評議員会は早ければ来月中にも開催される。

 ▼全柔連評議員会規定 評議員会には定時と臨時の2種類がある。評議員会で、理事会が提出する議案以外の議案を評議員が提案する場合、評議員会開催の4週間前までに請求しなければならない。また、評議員から臨時評議員会開催を請求された場合、会長は理事会を招集し、請求があった日から6週間以内の臨時評議員会開催を決定しなければならない。

[ 2013年6月26日 06:00 ]

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