伊達 24歳差対決 貫録の44分で一蹴「完璧な勝利」

[ 2013年6月26日 06:00 ]

女子シングルスで2回戦進出を決め、笑顔を見せるクルム伊達公子

ウィンブルドン選手権第2日

(6月25日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 女子シングルス1回戦では84位のクルム伊達公子(42=エステティックTBC)が193位のカリナ・ビットヘフト(18=ドイツ)を6―0、6―2で下した。

 伊達が「24歳差対決」をわずか44分で制した。ビットヘフトは4大大会の本戦初出場となる18歳。2回りも年の離れた相手の粗いプレーにも助けられて一方的に攻め込んだ。

 第1セットは1ゲームも落とすことなく、要した時間は16分。「若い選手は少しでもスキを与えると勢いづいてくる。集中力は切らさなかった」と第2セットも2ゲームしか与えずに勝ちきった。

 昨年はケガを押しての強行出場だったが、今年はクレーの試合を全仏オープンだけにとどめ、ウィンブルドンに照準を合わせてきた。英国入り後も不安を抱える腰の検査を受けて手にした2年ぶりのウィンブルドン勝利。自身の持つ大会歴代2番目の年長勝利記録も更新して「1回戦はシード選手ではなかったし、天候も良くて体への負担も少なかった。去年苦しんだ分も含めて、きょうは完璧な勝利」と2回戦進出にホッとした表情を浮かべた。

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2013年6月26日のニュース