雨の中、力強く…日馬富士 出雲大社で土俵入りを奉納

[ 2013年5月28日 11:12 ]

出雲大社で土俵入りを奉納する横綱日馬富士関。左は隠岐の海関、右は安美錦関

 60年ぶりの遷宮を行った島根県出雲市の出雲大社で、ご神体が本殿に戻ったことを祝い、大相撲の横綱日馬富士関が28日、土俵入りを奉納した。

 この日、出雲大社では雨が降り、神職が傘を差し掛ける中、日馬富士関は露払いに同じ伊勢ケ浜部屋の安美錦関と太刀持ちに島根県隠岐の島町出身の隠岐の海関を従えて登場。大勢の観客からの「よいしょ」というかけ声とともに力強い四股を披露した。

 妻(72)と訪れた出雲市の無職落合輝夫さん(76)は「生で見るのは初めて。四股を踏んだ時の爽快感が何とも言えなかった」と興奮した様子だった。

 日馬富士関は、神奈川県秦野市にある出雲大社相模分祠の分祠長の草山清和さんと交流があり、草山さんはしこ名の名付け親にもなった。日馬富士関はその縁で、正月や節分の際に相模分祠に必勝祈願をしている。

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2013年5月28日のニュース