樋口久子以来　日本人２人目のメジャー大会制覇

第７４回全米プロシニア選手権最終日

（米ミズーリ州セントルイス　ベルリーブＣＣ＝６９５９ヤード、パー７１）
　５１歳の井戸木鴻樹（小野東洋ＧＣ）が６５で回って通算１１アンダーとし、シニアのメジャー大会をアジア選手として初めて制した。

　▼海外ツアーでの快挙

　☆日本人メジャー初優勝　７７年全米女子プロ選手権で米女子ツアー挑戦８年目の樋口久子がメジャー初優勝した。

　☆米男子ツアー初勝利　８３年ハワイアンオープンで、青木功は最終日の１８番のチップインイーグルで逆転し、米男子ツアー日本人初優勝した。その後、丸山茂樹３勝、今田竜二１勝。

　☆米女子ツアー賞金女王　８１年から米女子ツアーに本格参戦した岡本綾子は８７年に４勝し、米国人以外では初となる賞金女王となった。

　☆世界ランキング１位　１０年６月の米女子ツアー、ショップライト・クラシックでシーズン４勝目を挙げた宮里藍は日本人初の世界ランキング１位となった。

　▽シニアゴルフのメジャー大会　５０歳以上を対象とする米シニアのチャンピオンズツアーがメジャー大会としているのは（１）全米プロシニア選手権（２）リージョンズ・トラディション（３）コンステレーション・シニア・プレーヤーズ選手権（４）全米シニアオープン（５）全英シニアオープンの５大会。ほとんどのシニア大会は３日間５４ホールで争うがメジャー大会は４日間７２ホール。全米プロシニアは１９３７年創設と５大会の中で飛び抜けて古い。全英シニアオープンでは須貝昇がメジャーになる前年の０２年に優勝している。