小田原市のマラソン大会“替え玉”市職員が優勝

[ 2013年3月26日 21:10 ]

 神奈川県小田原市で行われたマラソン大会に、体調不良で参加できなくなった男性(22)の“替え玉”として、高校陸上部で先輩だった市職員(23)が出場、年代別の部門で優勝していたことが26日分かった。走らなかった男性が表彰台に上がり、不正が発覚。市側は優勝を取り消したが、公表していなかった。

 市によると3月10日に開催した「小田原尊徳マラソン」で、市体育協会主催。市は職員を内規で処分する方針。出場できなかった男性は今春に市への採用が決まっていたが、保留となった。

 市職員が大会当日、代走を希望し、男性は「ゆっくり走ること」を条件に承諾。しかし市職員は10キロコースの「高校生~29歳以下」部門で優勝してしまった。

 男性は地元では有名な陸上選手で「走っていないのにおかしい」と市体育協会に情報が寄せられた。大会は思想家・二宮尊徳にちなみ1988年スタート。県内外から約1900人が参加した。

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2013年3月26日のニュース