「絶対に勝ちたかった」 田知本愛が世界2位から技あり

[ 2012年10月28日 13:50 ]

決勝の大将戦で中国選手(右)を攻める田知本愛=サルバドル
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柔道 世界団体選手権第1日

(10月27日 ブラジル・サルバドル)
 「絶対に勝ちたかった」。世界ランキング1位にもかかわらず、ロンドン五輪出場を逃した悔しさを今大会にぶつけた23歳の田知本愛は複雑な表情で振り返った。

 「自分で取らなければならないという気持ちで闘った」。準決勝までの3試合は全て投げ技で一本勝ち。決勝は2勝2敗で大将戦にもつれ込み、相手は昨年の世界選手権銀メダルの強敵、秦茜だった。

 序盤は攻めあぐねて先に指導を受けたが、残り29秒で技ありを奪って優勢勝ちした。重責を見事に果たし、園田女子監督は「力が付いてきた。競って勝ってくれた」と高く評価した。

 リオデジャネイロ五輪が開かれるブラジルでの勝利に「いいスタートが切れた。人任せでなく自分で取るという気持ちで闘えた」。自信を深め、静かに闘志を燃やした。(共同)

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2012年10月28日のニュース