遼　今季最高の６位通過「勇太さんに楽させない」

３番、バーディーパットを決められず悔しがる石川遼

男子ゴルフツアー　キヤノン・オープン第２日

（10月5日 神奈川県横浜市　戸塚カントリー倶楽部西コース＝７１９１ヤード、パー７２）
　石川が７０で回り予選ラウンドを今季最高の６位で通過した。前半の２番と５番で３パットしボギー２つが先行。その後、５つバーディーを奪うなど盛り返した。前日は今季最高の４位発進。「初日に良くてそれを維持しようとするとかえって難しくなる。だから３パット２つで吹っ切れた」という。

　６番で２メートルのパーパットを沈めると、７番で１・５メートルを入れてバーディー。前半のうちにパットのタッチを修正すると、安定してきたショットとかみ合った。「（心の色は）最初はブルーでしたけど、徐々に赤に近づいた」。つまずいたことで闘志に火がついた。

　首位と４打差での折り返しには「もうちょっと差を詰めたかったが順位としては良い」と納得の表情。「勇太さんに楽をさせちゃいけない。勇太さんの眼中に自分はないと思うが、日曜日に眼中に入っていけるようにしたい」。ムービングデーの３日目に通算１０勝目を争うライバルを射程にとらえるつもりだ。