杏南100メートルVも自己記録に及ばず渋い顔

[ 2012年10月6日 06:00 ]

少年女子A100メートル決勝を制した土井(手前)

国民体育大会「ぎふ清流国体」第7日

(10月5日 岐阜県内各地ほか)
 陸上の少年男子A100メートルで桐生祥秀(京都・洛南高)が10秒21の高校新記録で優勝した。同少年女子A100メートルはロンドン五輪400メートルリレーに出場した土井杏南(埼玉・埼玉栄高)が11秒72で制した。陸上成年女子5000メートルは同五輪代表の新谷仁美(千葉・ユニバーサルエンターテインメント)が15分17秒79の大会新で優勝した。五輪銅メダリストを擁するチーム同士の対戦となったバレーボール成年女子1回戦では、迫田さおりの滋賀(東レ)が江畑幸子の茨城(日立)を下し、準々決勝に進出した。

 下馬評通りの強さを見せた土井だが、内容には納得していなかった。スタートの出遅れもあって、自己記録の11秒43には及ばず。帰国後、重点的に取り組んだスタート練習の成果が出ず「(予選からの)3本ともスタートがうまくいかなかったので満足できない」と渋い顔だった。

 五輪では400メートルリレーの第1走者に抜てきされ、世界レベルを肌で感じ取った。「また世界で戦いたいと思った」とモチベーションは高まり、来年は個人種目での世界選手権(モスクワ)出場を目指す。課題解消は不可欠だが「記録を求めると自分らしさがなくなるので、まずは自分らしく」と自然体で来春を見据えていた。

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2012年10月6日のニュース