元小結の黒海が引退 グルジアに帰国へ

[ 2012年9月22日 06:00 ]

 豪快な突き押しを武器に欧州初の関取として活躍した、グルジア出身の元小結、黒海(31、追手風部屋)が21日、相撲協会に引退届を提出した。

 今場所は右膝を負傷し3日目の11日から休場。幕下陥落が濃厚となっており、師匠の追手風親方(元幕内・大翔山)は「下に落ちて、もう一度取る気力がなかった。膝、首、肩が悪く、この3場所は稽古もできていない」と話した。01年夏場所に初土俵。03年夏場所に新十両となり、06年秋場所で小結に昇進し、敢闘賞を2度受賞。朝青龍から2度の金星を獲得していた。断髪式は東京都内で行い、今後は母国グルジアに戻って事業などを展開するという。

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2012年9月22日のニュース