プロ8年目金田 自己ベスト67でツアー初の首位!

[ 2012年9月22日 06:00 ]

<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン第1日>9番 ティーショットを放つ金田愛子

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン第1日

(9月21日 宮城県利府町・利府ゴルフ倶楽部=6498ヤード、パー72)
 プロ8年目の31歳、金田愛子(フリー)がツアー初の首位に立った。6バーディー、1ボギーで自己ベストとなる5アンダー、67をマーク。不動裕理(35=フリー)と並んで首位発進した。3打差の9位に全英女子オープンから帰国した原江里菜(24=フリー)がつけた。

 金田が会心のゴルフを見せた。出だしの10番で7メートルのバーディーパットをねじ込むとショット、パットがかみ合い67。「自分のプレーを今まで出すことができなかったが、(オフに痛めた左肘の)ケガが治って楽しくできた」と笑顔がはじけた。

 父・文秀さん(62、現在は武雄さんに改名)は社会人野球の大昭和製紙で活躍。86年には倉敷工の監督として甲子園出場を果たした。その父からゴルフを勧められたが、「(ゴルフには)体力が必要だから違うスポーツをやれ」と言われ、中学、高校はソフトテニスに没頭。高校では実業団から誘われるほど活躍したが、3年の国体翌日にラケットからクラブに握り替えた。

 同期には上田、諸見里らがおり、前週は同世代で仲の良い永井が初優勝。自己最高成績は22位だが、「父譲りで人より体が強いと思う。ここから頑張れる」と気合を入れた。

 ◇金田 愛子(かねだ・あいこ)1981年(昭56)1月24日、岡山県倉敷市出身の31歳。葦高小6年では水泳の全国大会でバタフライで5位。新田中からソフトテニスを始め、就実高3年で国体、総体でいずれもベスト8以上の成績を残した。愛称は“ラブ子”。今季は20試合に出場し、予選通過は5度。生涯獲得賞金は506万4000円。得意クラブは1W。家族は両親、姉、妹。1メートル64、58キロ。

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2012年9月22日のニュース