スエマエは現役続行!ストレートで4強入り

[ 2012年9月22日 06:00 ]

<バドミントン ヨネックスオープン 女子ダブルス準々決勝>タイペアに勝利した末綱(右)前田(左)ペア

バドミントンヨネックス・オープン・ジャパン第4日

(9月21日 国立代々木競技場)
 準々決勝を行い、女子ダブルスの末綱聡子(30)前田美順(26=ルネサス)組が今大会初登場し、ストレート勝ちした。五輪後の動向が注目されていたが、スエマエのペアでの現役続行を表明した。混合ダブルスの池田信太郎(31)潮田玲子(28=日本ユニシス)組もストレート勝ちして4強入り。女子シングルスの広瀬栄理子(27=パナソニック)も勝ち上がった。

 中国勢の棄権の影響で準々決勝が初戦となったスエマエは、タイのペアに格の違いを見せつけてストレート勝ちした。末綱は「緊張はあったけど自分の力を出せてよかった」。前田も「自分たちのプレーをきちんとできた」と振り返った。

 北京五輪で4位に入りながら、ロンドン五輪は1次リーグ敗退。末綱は直後に現役続行を宣言したが、前田は「大きな大会が終わって、自分の気持ちがどうなるかと思っていた」と言う。だが、「意外に早く切り替えられた」とスエマエで今後も戦うことになった。

 同じルネサスの後輩のフジカキは、前日にペア解消を表明。それでも、末綱は「五輪で最高のパフォーマンスができて自信になった。ペアとして伸びしろがある。もっと上のダブルスをつくっていきたい」と30歳でも衰えない情熱を明かした。

 ヨネックス・オープンは、09年に2位に入っているが、昨年は初戦で敗退。末綱は「4強に満足せず、決勝に残れるように」と意欲を話す。新生スエマエが、今大会の日本勢初優勝を目指してスタートした。

続きを表示

2012年9月22日のニュース