内村「勇気与えたい」 被災地で五輪の活躍誓う

[ 2012年5月11日 18:25 ]

ロンドン五輪体操男子代表の内村航平選手の演技を見つめる小学生ら

 ロンドン五輪体操男子代表の内村航平選手(コナミ)ら25選手が11日、東日本大震災の復興支援活動で宮城県を訪れ、内村選手は「震災を忘れたことはない。勇気を与えられるように、と思って演技しているので、テレビで感じ取ってもらえればいい」と被災した小学生に活躍を誓った。

 田中和仁選手(徳洲会)、佑典選手(コナミ)、女子の理恵選手(日体大研究員)の3きょうだいらとともに七ケ浜町の汐見小学校を訪れ、近隣小学校を含む約600人の生徒と交流。内村選手と2008年北京五輪フェンシング男子フルーレ銀メダリストの太田雄貴選手(森永製菓)がフェンシング対決を披露した。トランポリンや新体操の選手も演技を行い、子どもたちは「ニッポン」コールを繰り返すなど興奮気味だった。

 汐見小6年の佐々木龍海君は、寄せ書き入りの日の丸を選手に託し「国旗に書いた思いをロンドンに連れて行ってください」と代表で激励した。

 仙台市内で開かれた実演会には約2千人が集まり、フェンシング男子フルーレで五輪出場を目指す宮城県気仙沼市出身の千田健太選手(ネクサス)が「ロンドンの金メダルを持ち帰って、被災地の皆さんに明るいニュースを届けたい」と決意を語った。

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