横綱候補筆頭に稀勢の里挙げた横審は7人中3人

[ 2012年5月11日 06:00 ]

妙義龍(右)に寄り倒しで敗れた稀勢の里

大相撲夏場所5日目

(5月10日 両国国技館)
 横綱審議委員会の鶴田卓彦委員長らメンバー7人が、東京場所恒例の本場所観戦に訪れた。

 史上初の6大関時代となり、白鵬に続く横綱誕生を期待している鶴田委員長は「いつもは下位の力士に取りこぼしが多い。けど今場所は気力が違うんじゃないか」と稀勢の里の取組を期待して見守った。しかし、目の前で平幕の妙義龍にいいところなく敗れ、肩透かしにあった形となった。

 それでも7人のうち鶴田委員長を含む3人が横綱候補の筆頭に稀勢の里を挙げた。内山斉委員は琴奨菊を支持。残る3人の委員は明確な回答を避けた。鶴田委員長は「今から1~2年のうちに横綱が出てきてほしい」と大関陣の奮起を促し、最後に「6人もいるんだから誰か綱に手をかける力士が出てこないと情けない」と注文を付けていた。

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2012年5月11日のニュース