世界1位撃破の17歳・丹羽 亡き恩師に「メダルを」

[ 2012年4月24日 06:00 ]

団体で五輪初出場を決めた17歳・丹羽は笑顔で帰国

 卓球のロンドン五輪アジア予選で男子団体の出場権と団体要員での代表を決めた世界ランク19位の丹羽孝希(17=青森山田高)が23日、開催地の香港から帰国。世界ランク1位の馬龍(23=中国)を撃破したホープは「凄くうれしかったけど、これからは五輪だけに集中して練習していきたい」と話した。

 初の五輪は恩返しの場でもある。地元の北海道で腕を磨いていた05年11月、コーチで元実業団選手の西村一行さんが交通事故で死去。帰省の際には、恩人の墓参りを欠かさない17歳は「メダルを見せてあげたいです」と特別な思いを背負っている。

 団体戦では、世界ランク20位の岸川と組むダブルスでの起用が中心になる。「ミスをするとしたらボク。ダブルスの練習をしっかりしたい」。五輪を見据え5月の日本代表合宿、韓国、中国でのワールドツアーで腕を磨いていく。

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2012年4月24日のニュース