鶴竜人気を実感…「寺尾の兄貴から鶴竜の親方に変わった」

[ 2012年4月24日 06:00 ]

小宮山厚労相(左から2人目)ら掲げた鯉のぼりの前で記念撮影する鶴竜(左から5人目)

 新大関の鶴竜は“無欲”で6大関時代の土俵に上がる。東京都墨田区の井筒部屋で会見を行い、今場所の目標を「勝ち越し」と設定。優勝や横綱昇進についても「まずは今場所勝ち越して大関に定着して、それから」と高望みはしなかった。

 リップサービスは少ないが、大関に昇進したことで今月上旬の春巡業ではファンからは常に1番人気。約70人いた個人ファンクラブ「アナンダクラブ」の会員も昇進後に10人以上の応募があり、井筒部屋女将の福薗杏里さんは「女性の入会者が多く、100人を突破する勢い」と話す。師匠の井筒親方(元関脇・逆鉾)は「今までは寺尾の兄貴と呼ばれたけど、鶴竜の親方にニックネームが変わった」と知名度が上がったことを実感。鶴竜はこの日も看板力士として厚労省のイベントに参加するなど、責任は日に日に大きくなっている。

 

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