太田が日本新で6連覇!嶋本は3年連続5度目V

[ 2012年4月16日 06:00 ]

男子105キロ超級 スナッチで187キロの日本新をマークしガッツポーズで喜ぶ、トータルでも日本新で6連覇を達成した太田和臣

 重量挙げのロンドン五輪代表選考会兼全日本選手権最終日は15日、北九州市立総合体育館で男女計4階級を行い、男子105キロ超級は五輪出場枠を目指すアジア選手権(24日開幕、韓国)代表で25歳の太田和臣(九州国際大職)がトータル407キロの日本新で6連覇した。スナッチの187キロも日本新だった。女子は75キロ超級で既に代表に決まっている嶋本麻美(金沢学院大職)がトータル253キロで3年連続5度目の優勝を果たした。75キロ級は今鉾一恵(自衛隊)が大会新記録のトータル227キロで3年連続9度目の制覇。残りの五輪代表は今大会の成績などを基に、5月12日の理事会で決まる。

 女子75キロ超級で五輪初代表の嶋本は3連覇を喜べなかった。目標としていた自身の日本記録260キロに7キロも及ばず「記録も(成功の)本数も納得いかない。肘が曲がる詰めの甘さを直したい」と課題を口にした。代表としての責任感や重圧を「初めて感じた試合だった」という。昨年の世界選手権6位で、24歳の嶋本は開幕まで約100日となった大舞台へ「目標は270キロ以上。少しでもメダルに近づきたい」と誓った。

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2012年4月16日のニュース