松山2年連続ベストアマいける!粘って27位に浮上

[ 2012年4月9日 06:00 ]

第3日、8番でバーディーを奪い、観客の声援に応える松山

マスターズ第3日

(4月7日 米ジョージア州オーガスタ オーガスタ・ナショナルGC=7435ヤード、パー72)
 松山英樹(20=東北福祉大3年)が2バーディー、2ボギーの72で回り、通算1オーバーの27位に浮上した。硬さを増してきたオーガスタのグリーンに苦しみながらも、粘りのプレーで2バーディー、2ボギーのパープレー。2年連続ベストアマに大きく前進し、来年の出場権を得られる16位以内進出にも望みをつないだ。65をマークしたピーター・ハンソン(34=スウェーデン)が通算9アンダーで首位に立ち、フィル・ミケルソン(41=米国)が1打差の2位につけた。

 スコアが動いたのは4つのパー5だけ。ただし、前半は2つともバーディーで後半は2つともボギー。それが松山の3日目を象徴していた。「前半が良くて後半がダメないつものパターン。技術がないからです」と松山は不満げに振り返った。

 前半は5番を除く全ホールでフェアウエーを捉え、グリーンも外さなかった。2番でバーディーを奪って通算イーブンパーとすると、リーダーボードにも「MATSUYAMA」の名前が掲げられた。

 ところが、前日までと同じようにアーメンコーナーを迎える頃にショットが乱れ始めた。硬さを増してきたグリーンに手を焼き、前半とは対照的に後半のパーオンは14番だけ。「上がりの4ホールは特に硬く感じた。分かっているのに対応できない自分が悪い」と口をとがらせた。

 それでも16位以内の目標はまだ手が届く位置にある。「後半はパーオン1つなのに、この順位で耐えられた。チャンスはある」。ベストアマ争いもアマ世界ランク1位のP・カントレーに6打、昨年の全米アマVのK・クラフトには、9打の大差をつけてリード。ベストアマに輝けば、今年もマスターズの表彰式という晴れ舞台が待っている。

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2012年4月9日のニュース