五輪代表 北島ら27人 目標は金含むメダル8個、入賞20

[ 2012年4月9日 17:23 ]

競泳ロンドン五輪代表の発表記者会見でポーズをとる(後列左から)松田丈志、入江陵介、北島康介、平井伯昌ヘッドコーチ、(前列左から)星奈津美、寺川綾、鈴木聡美

 日本水連は9日、競泳のロンドン五輪代表27選手(男子13、女子14)を発表し、上野広治監督は金を含むメダル8個、入賞20を目標に設定した。日本の競泳で史上初の4大会連続出場となる最年長の29歳、北島康介(日本コカ・コーラ)は、3大会連続の男子平泳ぎ2冠に向け「チャンスがある限り挑戦したい」と決意表明した。

 海外開催では最多だった前回北京五輪の31人から4人減った。初出場は今回の最年少で15歳の女子平泳ぎ、渡部香生子(JSS立石)ら17人。2004年アテネ、北京五輪で1人ずつだった高校生は、00年シドニー五輪に並ぶ4人となった。平均年齢は北京の22・1歳から22・0歳になった。

 主将は3度目の出場で、男子200メートルバタフライ優勝を目指す27歳の松田丈志(コスモス薬品)が務める。「初めての選手も多いので、自分の経験を伝えたい」と引き締まった表情で話した。

 平井伯昌ヘッドコーチは「全員が自己ベストを更新することを目標にしたい」と抱負を述べ、女子で最年長、27歳の寺川綾(ミズノ)は「上位を目指して頑張りたい」と意欲を見せた。

 ▼上野広治監督の話 ベテランから若手まで幅広い構成になった。ロンドンに日の丸を掲げられるように頑張る。過去の五輪以上の成績を目標にやっていきたい。

 ▼平井伯昌ヘッドコーチの話 選ばれた27人は日本選手権の泳ぎの内容も良かった。チームの目標である金を含む8個のメダルと入賞20に向けて頑張りたい。

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