植松、鉄棒で1位!大ケガ乗り越え、初五輪近づいた

[ 2012年4月9日 06:00 ]

体操全日本選手権最終日

(4月8日 国立代々木競技場)
 昨年4月の右膝前十字じん帯断裂の大ケガを克服した植松鉱治(コナミ)が、得意の鉄棒で16・100点の高得点をマークし、1位。2年前の世界選手権では種目別決勝に残っただけに「自分の演技をすればトップに立てる」と自信満々だった。

 鉄棒は代表選考基準で優遇されており、NHK杯で再び1位を獲れば初の五輪出場が近づく。ただし、個人総合の予選、決勝の合計得点で現在13位の五輪代表争いで、11位以内に入ることが前提条件。「残り1カ月で一昨年の状態に戻す。ここから一気に攻める」と完全復活を期した。

 ▽男子の代表選考 五輪出場枠は5で内村が既に代表に決定している。今大会の2日間の合計得点の半分とNHK杯2日間の合計を合算した上位11人が選考対象。各種目に1位3ポイント、2位1ポイントの種目ポイントを設定。11人の中から(1)床運動および鉄棒の2種目の上位者の中から2人(2)(1)をのぞいて4日間の個人総合の総得点の最上位者(3)(1)、(2)をのぞいた4日間の全種目合計ポイント最上位者が選出される。

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2012年4月9日のニュース