男子“本番”へ楽観 まだ気が早い…異なるルールの存在

[ 2012年3月31日 06:00 ]

卓球世界選手権団体戦第6日

(3月30日 ドイツ・ドルトムント)
 3大会連続のメダルを獲得した日本だが、この結果で「ロンドン五輪のメダルが見えた」と言うのは気が早い。五輪の団体戦は前回の08年北京から採用されたが、世界選手権の団体戦とはルールが異なるからだ。

 世界選手権では3位決定戦がないため、ベスト4入りすれば銅メダル以上が確定するが、五輪では準決勝に負けた場合、3位決定戦がある。代表選手は世界選手権が5人で、五輪は3人。試合の形式はいずれも先に3試合先勝したチームが勝ちだが、世界選手権では3人でシングルス5戦を行い、五輪では3人でシングルス4戦、ダブルス1戦を行う。今大会の日本は不調の岸川を外しててこ入れを図れたが、五輪では3人だけで戦い抜かなければいけない。

 圧倒的な力を誇る中国を追う2番手グループのドイツ、韓国、日本などの力の差はほとんどない。今大会で決勝進出を果たせば、五輪のメダル獲得へ向けて大きな自信を得ることになるだろう。

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2012年3月31日のニュース