石原都知事 野田首相に五輪招致で協力要請 

[ 2012年3月9日 21:18 ]

 東京都の石原慎太郎知事は9日、野田佳彦首相を官邸に訪ね、2020年夏季五輪の東京招致に向け「政府でなければ、できないことがいっぱいある。国家の意思を示すことで国民も納得し、世論も盛り上がる」と協力を求めた。

 具体的には、開閉会式などを行う計画の国立競技場を国費で改修するための閣議決定を要請。都市と地方の税収格差を縮めるため、地方税の法人事業税の一部を国税として徴収した上で都道府県に再分配する地方法人特別譲与税の廃止も挙げた。首相はうなずきながら聞いていたという。

 会談は約30分間。石原氏を党首に想定する新党構想も話題に上ったかとの記者団の質問には「それは君らに聞きたいよ」と述べるにとどめた。

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2012年3月9日のニュース