若手育成に期待…修造氏、テニス協会強化副本部長に

松岡修造氏

　日本テニス協会は８日、都内で常務理事会を開き、強化副本部長に松岡修造氏（４４、写真）が就任することを発表した。

　松岡氏は強化委員を務めた経歴があるが、協会の役職を務めるのは初めて。男子ジュニア育成を担当する見込み。９８年に現役を引退した松岡氏は、タレント活動やテニス解説者としての活動とともに、ジュニア育成に尽力。「修造チャレンジ」の経験者には錦織圭（２２＝フリー）らがいる。協会関係者は「（世界ランクで）錦織を抜くような選手を育成してくれることを期待している」と起用の理由を説明した。

　また、男子の国別対抗戦「デビス杯」の監督には現強化本部長の坂井利郎氏（６４）が就任することも併わせて発表された。坂井氏がデ杯の監督に復帰するのは８５年以来、２７年ぶり。