4年4カ月ぶりマラソン復帰 野口「もちろん優勝狙う」

[ 2012年3月9日 17:31 ]

名古屋ウィメンズマラソンを前に、記者会見する野口みずき

 ロンドン五輪代表の最終選考会となる11日の名古屋ウィメンズマラソンに出場する国内外の招待選手が9日、名古屋市内で記者会見を行い、アテネ五輪金メダルの野口みずき(シスメックス)が「ロンドンに懸けてやってきた。もちろん優勝を狙う。2時間22、23分台を目指して頑張りたい」と意欲を見せた。1月の大阪国際を故障のため回避した野口は、約4年4カ月ぶりにマラソンに挑戦する。

 昨夏の世界選手権5位の赤羽有紀子(ホクレン)は左足首周辺の故障を明かし「けがはしたが、最後まで粘りたい。五輪への挑戦は最後になると思う」と心境を語った。日本歴代2位の記録を持つ渋井陽子(三井住友海上)、2009年世界選手権銀メダルの尾崎好美(第一生命)らも健闘を誓った。

 従来の名古屋国際女子マラソンを衣替えした同大会は約1万5千人の女性ランナーが出場。ナゴヤドームを発着とする新コースで行われる。

 ▼野口みずきの話 もちろん優勝を目指す。名古屋は10年前に初マラソンを走った縁もある。初心に戻り、チャレンジャーとしてやっていきたい。

 ▼赤羽有紀子の話 (世界選手権5位で)微妙な立場だったが、走らなければ五輪に選ばれないと思い、出場を決めた。目標は優勝。タイムは特に考えていない。

 ▼尾崎好美の話 五輪への思いは捨てきれなかった。3回目(の選考レース出場)は例がなく、いいことではないとも思ったが、納得して終わりたかった。

 ▼渋井陽子の話 メンバーが豪華なので楽しんでやりたい。順位は流れで決まると思う。

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