ミュンヘン五輪で金 森田、大古氏らが松平さんに別れ

[ 2012年3月9日 12:48 ]

松平康隆さんのお別れの会で、遺影が掲げられた祭壇

 1972年ミュンヘン五輪のバレーボール男子で日本を金メダルに導いた監督で、昨年12月31日に81歳で死去した松平康隆氏のお別れの会が9日、東京都港区の青山葬儀所で開かれ、当時の主力選手だった森田淳悟氏、大古誠司氏ら約千人がバレーボール界の巨人の死を悼んだ。

 同五輪でコーチを務めた中野尚弘氏は弔辞で「練習場の張り詰めた空気が、脳裏に焼きついている。日本バレー界の行く末を見守ってください」と故人をしのび、東京都の石原慎太郎知事は「日本の指導者がどうあるべきかを教えられた」と感謝した。

 監督退任後、日本協会会長も務めた松平氏は、才気に富んだ協会運営で競技の人気を盛り上げた。国際連盟の魏紀中会長や植田辰哉、真鍋政義の男女の代表監督、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長も参列した。

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2012年3月9日のニュース