イメージ良くない相撲協会 監督官庁「だからこそ改革が重要となる」

[ 2012年2月23日 10:22 ]

 日本相撲協会は22日、東京・両国国技館で理事会、評議員会を開き、平成23年度の収支決算を承認。約48億8000万円と過去最大級の赤字となった。

 相撲協会は6月に公益財団法人の移行申請を内閣府に行う予定だが、前代未聞の大赤字はイメージも良くない。監督官庁である文部科学省の杉浦久弘青少年局競技スポーツ課長は「事情は内閣府にも理解されると思いますが、だからこそ改革が重要となる。危機感を持って改革を進めてほしい」と奮起を促した。

 厳しい現状を受け北の湖理事長(元横綱)は「ファンにも申し訳ない。重く受け止めて早く信頼を回復して土俵の充実を図りたい」と話すが、相次ぐ不祥事による負の連鎖はとどまるところを知らない。

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2012年2月23日のニュース