南橋が流れ変えた!帝京大 慶大下し3連勝

[ 2011年10月17日 06:00 ]

 関東大学ラグビー対抗戦グループは大学選手権3連覇を目指す帝京大が慶大に26―15で逆転勝ちし、3戦全勝とした。帝京大は5点リードされて前半を折り返したが、13―15の後半26分にSO森田佳寿主将が逆転トライを挙げた。慶応は2連敗で2勝2敗。リーグ戦グループは関東学院大が終了間際の勝ち越しトライで法大を22―15で下し、3勝1敗とした。

 帝京大は後半開始からCTB南橋を投入し、逆転勝ちにつなげた。バックスは「経験を積ませる」(岩出監督)ため3選手が今季初先発。1年生から主力の南橋は途中出場すると縦突破で相手の反則を誘い、チームにリズムを与えた。関係者によると、南橋は夏合宿の疲れから貧血気味で体調はいまひとつ。それでも同大以来となる大学選手権3連覇に挑戦するチームのキーマンは「これからもチームがピンチの時にしっかり流れを変えたい」と力を込めた。

 <慶大 1年の服部が2トライ!>国学院久我山出身の1年生WTB服部が2トライを決める活躍を見せた。前半17分と同24分にいずれも右タッチライン際を駆け抜け、インゴールに飛び込んだ。これでチーム最多の5トライ目。エースWTB児玉(2年)を押しのけて先発した期待の新人は「FWからいいボールをつないでくれた。大学選手権で帝京大に雪辱したい」と巻き返しを誓った。

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2011年10月17日のニュース