元星風の地位確認訴訟 協会は請求棄却求める

[ 2011年8月1日 16:47 ]

 大相撲の八百長問題で解雇された元十両星風のボルド・アマラメンデ氏(27)=モンゴル出身=が日本相撲協会に力士としての地位確認や慰謝料2千万円の支払いなどを求めた訴訟の第1回口頭弁論が1日、東京地裁(渡辺弘裁判長)であり、協会側は、解雇は適法として請求棄却を求めた。本人は出廷しなかった。

 アマラメンデ氏側は訴状で、特別調査委員会が八百長関与の認定根拠とした元千代白鵬や元恵那司らの供述を「具体性が乏しく、信用できない」と主張していたが、協会は答弁書で「供述態度は真摯で内容も具体的で信用できる」と反論した。

 アマラメンデ氏の弁護団は本人らの尋問を請求する方針を示し、協会側は元千代白鵬らの証人尋問を検討中とした。

 八百長問題で同時に解雇された元幕内蒼国来の恩和図布新氏(27)=中国出身=も地位確認などを求め同地裁で係争中。

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2011年8月1日のニュース