佐々木らが塩釜市離島の避難所で炊き出し 

[ 2011年6月14日 18:43 ]

 アルペンスキー男子で冬季五輪に3度出場した佐々木明(29)=エムシ=らが14日までの2日間、東日本大震災で約20世帯の家屋などが津波に流されたという宮城県塩釜市の離島、桂島で炊き出しを行った。佐々木は「すごく喜んでくれて完璧。大切な一歩になった」と話した。

 避難所で、佐々木が観光大使を務める北海道北斗市などから提供された食材を使って約50人にジンギスカンなどを調理。今後も復興支援活動を続けていくという。

 避難生活を送る内海信吉さん(51)は「佐々木選手が来てくれるなんてびっくり。気兼ねなく発散できる、こういう機会がほしかった」と笑顔。スキークロス男子のバンクーバー五輪代表で、引退を撤回した滝沢宏臣(37)=日建総業ク=は「つらいものが少しずつ薄まれば」と話した。

 佐々木はこれまでにも、スキーウエアなどを被災地に届ける活動などをしている。

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2011年6月14日のニュース