文科相 本場所再開を容認「緊張感を持って」 

[ 2011年6月1日 15:17 ]

八百長問題への対応や組織改革について、高木文科相(右)に報告書を手渡した日本相撲協会の放駒理事長(中央)。左は村山弘義副理事長

 日本相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)は1日、監督官庁の文部科学省を訪問し、八百長問題への対応や公益財団法人認定に向けた組織改革について、高木義明文科相に報告した。関係者によると、同省は相撲協会の本場所再開を容認した。7月の名古屋場所は、1月の初場所以来となる通常の本場所として行われることになる。

 高木文科相は理事長に「本場所を待ちわびる相撲ファンのためにも、緊張感を持って(協会)運営に当たっていただきたい」などと述べた。

 八百長問題発覚後、相撲協会は3月の春場所を中止。5月は通常の本場所興行を断念し、無料公開の技量審査場所を開いた。また特別調査委員会の八百長関与認定に基づいて25人を処分し、技量審査場所では再発防止策を実施。5月31日には文科省から提出を求められていた組織改革の工程表を作成した。

 ▼放駒理事長(元大関魁傑)の話 一定の評価をいただいた。(名古屋場所について)あとは協会の方で審議されたいということだった。評価をいただいたということは、そういうふうに(開催へのハードルをクリアしたと)受け止めてはいる。

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2011年6月1日のニュース