冬と夏で3度五輪出場…スケートの大菅が引退 

[ 2011年6月1日 19:27 ]

 スピードスケート女子500メートルの前日本記録保持者で、冬と夏を合わせて3度の五輪に出場した大菅小百合(30)が1日、現役を引退した。所属する大和ハウスが発表した。今後は同社に所属する男子500メートルの日本記録保持者、及川佑をサポートしていく。

 大菅は鋭いスタートダッシュを武器に2度の冬季五輪に出場し、500メートルは2002年ソルトレークシティー大会で12位、06年トリノ大会は8位だった。自転車にも取り組み、500メートルタイムトライアルで04年アテネ五輪に出場した。昨年のバンクーバー冬季五輪は代表入りできなかった。

 大菅は「バンクーバー五輪の代表選考に落選し、このままでは引退できないともう一度頑張ったが、(14年の)ソチ五輪を目指すモチベーションを維持することが難しかった。夢だった五輪に3回出場できたことは誇り」とコメントした。

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2011年6月1日のニュース