全日本スキー連盟「メダル奪回戦略室」を新設

[ 2011年4月16日 06:00 ]

 全日本スキー連盟は15日に都内で開いた理事会で、競技本部から提案された「メダル奪回戦略室」の新設を承認した。同戦略室は古川年正競技本部長を座長とした4人の連盟理事による本部メンバーと、98年長野五輪ジャンプ団体金メダリストの原田雅彦・雪印メグミルクスキー部コーチや、国立スポーツ科学センターの研究者らをアドバイザリーボードとする5人の計9人で構成。古川競技本部長は「誰が、どの競技が(14年)ソチ五輪でメダルを獲れるのか分析するのが最初の仕事」と話した。

 今後は同戦略室の分析に従い強化費の重点配分を決定。メダル有望とされた選手や競技には、従来の強化指定以上のサポートを準備する。また、必要に応じて外部委員を招へい。用具の開発なども行う可能性もあるという。2大会連続でメダル0に終わった連盟にとっては“切り札”とも呼べる組織で、同競技本部長は「特化した強化で、なんとしてもメダルを獲りたい」と話した。第1回の会合は来月初旬、都内で開かれる。

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2011年4月16日のニュース