白鵬、琴欧州ら幕内9人 炊き出しで被災者支援

[ 2011年4月16日 06:00 ]

避難所を訪れスタジアムで被災者と相撲体操する白鵬

 横綱・白鵬、大関・琴欧洲ら幕内力士9人が、東日本大震災の被災者が避難する東京都調布市の味の素スタジアムで炊き出しを行った。日本相撲協会としては11日に続く2度目の避難所慰問で、晴天の下、被災者と相撲を取ってふれ合い、ちゃんこを振る舞った。

 福島第2原発がある富岡町出身の女性(19)は琴欧洲と相撲を取り「(大関が)頑丈でビックリしました。ちゃんこもおいしい。リフレッシュできました」と笑顔を見せた。現在、同スタジアム内の地下には福島98人、宮城3人、茨城1人の被災者が暮らしており、10カ所の避難所を回ってたどり着いた老人もいる。白鵬は「この国の伝統と文化を絶対に忘れちゃいけない。力士が(支援活動を)取り組んで心が落ち着いてくれるとうれしい」と話した。

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