丁寧に力強くシード撃破 森田「経験が生きたかな」

[ 2011年1月18日 18:00 ]

全豪オープンテニス第2日 オーストラリア・メルボルンパーク

(1月18日

 全豪初勝利は堂々たる内容だった。第27シードのドゥルゲルをストレートで撃破した森田は「グランドスラムだからと変に意識せず、自分のプレーを出し切れた」と満足そうな笑みを浮かべた。

 「ミスが増えたら勝てない。攻めるところは攻め、守るところは守れた」と話す通り、丁寧なプレーが光った。オフの筋力アップの成果で、ショットの力強さも増した印象だ。第1セットの最後のポイントを含め、要所では両手打ちの強烈なフォアを打ち込んだ。

 第2セットは4―1から3ゲーム連取を許しながらも平静を保った。「今まで、追いつかれただけなのに自分で崩れた試合があった。経験が生きたかな」。最後は5―4から相手サーブをブレーク。両手で力強くガッツポーズをつくった。

 ことしのフェド杯では日本のエース格を任される20歳。「グランドスラムでなるべく多く勝ちたい。世界ランク50位以内に入りたい」という今季の目標へ、好発進した。(共同)

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