遼くん 池ポチャも耐えた!4差パープレー

[ 2010年10月1日 06:00 ]

<コカ・コーラ東海クラシック・初日>18番、セカンドショットを池に落とし、ドロップしたボールを見つめる石川遼(手前)

 男子ゴルフツアーのコカ・コーラ東海クラシック第1日は30日、愛知県みよし市の三好カントリー倶楽部西コース(7310ヤード、パー72)で行われ、大会史上初の連覇を狙う石川遼(19=パナソニック)は4バーディー、4ボギーのイーブンパーで回り、首位と4打差の15位発進となった。雨でラフが重くなり、昨年劇的なショットで優勝を決めた18番で池ポチャするなど苦しんだが、パープレーで耐えた。谷口徹(42=フリー)と宮本勝昌(38=ハートンホテル)が4アンダーで首位に立った。

【第1R成績】

 あの大歓声から1年、今度は18番がため息に包まれた。石川の第2打は右のラフから。昨年の最終日はほぼ同じ位置から50センチにつけるバーディーで優勝を決めたが、残り185ヤード、7Iでの一打はグリーン右の池に落ち、ボギーを叩いた。
 「芝の抵抗が思ったより強くてフェースが返りきれなかった。重いラフだと左に出るミスが多い。それを警戒したら開いて打ってしまった」
 深いラフが雨で水分を含み、クラブへの抵抗を強めた。17番では第2打が「芝が思ったより軽かった」とスピンがかからず飛びすぎてしまうフライヤーとなり、グリーンオーバーのボギー。17番の“軽いイメージ”が18番の池ポチャを誘発した。
 しかし、終わってみればイーブンパー。雨で全体的にスコアが伸び悩んだこともあり首位と4打差にとどまった。「4打差は思ったほど大きくない。54ホールかけてこの差を縮めたい」。昨年は、初日に7打差の37位と出遅れながら逆転優勝。巻き返しへの自信が、余裕たっぷりの言葉に表れていた。

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2010年10月1日のニュース