遼くん 2連覇を視界に 18番で会心のバーディー

[ 2010年10月1日 17:30 ]

第2日、17番でティーショットを放ち、笑顔を見せる4位の石川遼

 【コカ・コーラ東海クラシック】6番からすべてパーで耐えてきた石川に、最終18番でご褒美が待っていた。ティーショットは深い右ラフ。前日はここからグリーン右の池へ打ち込んだが「フライヤーを少し計算した」と残り165ヤードから8番アイアンで振り抜いた。球はまっすぐピンに向かうと、カップ1個分右をかすめて1メートルの距離にピタリ。会心のバーディーを奪い、すし詰めのスタンドからは大歓声がわいた。

 好調を支えているのは予選ラウンド36ホールで一度も3パットを犯さないパターの安定感だ。宿舎内でもフェースの芯でボールの中央をとらえる練習を毎日30分繰り返し、「最近は5メートルから10メートルのパットでも惜しいのが打てるようになった」と手応えを感じている。
 ティーショットが安定した前半は5番までに三つのバーディーを奪い、前日の15位から4位に浮上。自身初の大会2連覇をしっかりと視界にとらえた。「優勝スコアは2けたアンダーまでいくと思う。トップとの2打差を0にするイメージをしっかり持ちたい」と決勝ラウンドをにらんだ。

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2010年10月1日のニュース