今田崩れた…首位発進も米ツアー2勝目ならず

[ 2010年2月2日 06:00 ]

 USPGAツアーのインシュアランス・オープン最終日は31日、米カリフォルニア州ラホヤ トーリーパインズGC(南C7569ヤード、パー72)で行われ、2打差の単独首位からスタートした今田竜二(33=フリー)は75と崩れて通算10アンダーの9位に終わり、米ツアー2勝目はならなかった。2位からスタートしたベン・クレーン(33=米国)が70で回り、通算13アンダーで5年ぶりのツアー通算3勝目を挙げた。(ラホヤ・雨宮 圭吾)

 逃した大魚の価値を分かっているから、今田はあえて淡々と振り返った。「調子は良くなかったけど自然体で緊張もせずに臨めた。2年ぶりに優勝争いができて凄くいい経験になったと思う」
 2年前にもタイガー・ウッズに次いで2位に入った相性のいいコース。初日から快調に飛ばして最終日を2打差の単独首位で迎えた。2年ぶりのツアー2勝目のチャンスだったが、前日まで好調だったパットが決まらなかった。3番パー3で15メートルを3パットしてボギーを叩いて早々と首位から陥落。その後も荒れたグリーンに対応し切れず、上位陣では唯一のオーバーパーで9位に沈んだ。
 それでも、08年10月以来久々のトップ10は死守。「こういう経験は上位にいないとできないもの。来週からまた新しい気持ちで頑張りたい」と言うのも決して強がりばかりではないはずだ。

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2010年2月2日のニュース