錦織、米国でひざ治療 20日ツアー合流へ

[ 2008年10月12日 14:47 ]

 男子テニスのストックホルム・オープンでシングルス4強入りした錦織圭(ソニー)は、米フロリダ州の練習拠点に戻って右ひざ痛の治療を受け、20日からのダビドフ・スイス室内で再びツアーに合流する。ひざは疲労性の痛みで「これ以上は悪くならないと言われた」といい、出場を予定する今季の残り2大会で世界ランキング50位以内を目指す。

 ストックホルムでは、ひざ痛に加えて風邪もひき、体調不良の中で勝ち進んだ。準決勝は第4シードのソデルリング(スウェーデン)に完敗だったが、「けがをしながらここまでできたのは自信になった」と前向き。自己最高の世界ランキング77位は、次週60位台半ばまで上昇の見通しだ。
 伸び盛りの18歳にとって、格上との対戦は将来の肥やしになる。ソデルリングには13本のサービスエースを奪われ「これまでに経験がないようなビッグサーブだった」と舌を巻いたが、今後の対処法を練る貴重な敗北になった。
 錦織にはツアー関係者の注目も高く「来年はトップ20に入ってくるだろう」との声も。ツアー初優勝した2月のデルレービーチ国際選手権以来、自身2度目の決勝進出はならなかったが、ホープは着実な進歩を遂げている。

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2008年10月12日のニュース