サフィナ逆転!初のベスト4入り

[ 2008年6月5日 06:00 ]

 全仏オープンテニス第11日は4日、ローランギャロスで行われ、女子シングルス準々決勝で第13シードのディナラ・サフィナ(22)が04年準優勝のエレーナ・デメンチェワ(26)を逆転で破り、準決勝に進出した。第4シードのスベトラーナ・クズネツォワ(22)はストレート勝ちで4強入り。3日の男子シングルス準々決勝では、4連覇を目指す第2シードのラファエル・ナダル(22)が完勝。準決勝で、全豪オープン優勝の第3シード、ノバク・ジョコビッチ(21)と対戦する。

 逆転の女王だ。4回戦でシャラポワに大逆転勝ちしたサフィナが、第1セットを奪われ、第2セットも2―5の大ピンチ。デメンチェワのテンポの速いラリーに押されていたが「一打でも多くボールを返すことだけ考えていた」と開き直り、逆転勝利をもぎ取った。母はデメンチェワを育てた名伯楽。4大大会を2度制した兄に隠れていた才能が、初めて4大大会の4強入りを決めた。

 ≪ナダル祝誕生日≫ナダルは完ぺきなプレーで誕生日を自ら祝った。3ゲームしか与えずに勝ったのは、オープン化以降の準々決勝では最少失ゲームで、ここまでの5試合で失ゲーム25も最少記録だ。「本当に大変だという試合はしていないね」と余裕の表情。試合後に主催者が用意したケーキに喜んだが、ジョコビッチ戦に向けては「彼は素晴らしいプレーをしている」と警戒していた。

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2008年6月5日のニュース