全日本合宿の支援費280万円を着服

[ 2008年6月5日 13:04 ]

 熊本県八代市教育委員会は5日、事務職の男性主任(33)が、同市で行われる全日本柔道男子強化合宿を支援しようと地元の民間団体が集めた現金約280万円を着服していたと発表した。「借金返済に使った」と話しており、すでに全額を返還したという。

 市教委によると、合宿は2006年から年に1度、同市で開催。主任は、選手の送迎や飲食物の差し入れなど合宿の支援を行うために民間で組織された「八代期成会」の会計などを担当。期成会が地元企業などから集めた支援金の一部を、昨年12月から今年4月まで計9回にわたり、口座から引き出し着服した。
 5月30日に主任が上司に告白して発覚。市は5日午後に審議会を開き処分を決定する見通し。

続きを表示

2008年6月5日のニュース