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44歳小野伸二「現役ラストマッチ」は前半22分で交代 札幌&浦和イレブンが“感謝の花道”で送り出す

[ 2023年12月3日 14:22 ]

<札幌・浦和>前半、浦和選手から声をかけられ途中交代する小野(右から2人目)(撮影・高橋 茂夫)
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 サッカー元日本代表の札幌MF小野伸二(44)が3日、“現役ラストマッチ”となる明治安田生命J1最終節の浦和戦に先発出場。プロキャリアをスタートさせた古巣相手に前半22分までプレー。交代時には両軍イレブンやスタッフ、サポーターから大きな拍手が送られた。

 小野はJ2時代の16年2月28日開幕節東京V戦以来、J1では清水時代の12年7月28日横浜F・マリノス戦以来11年ぶりとなる先発出場。札幌でのリーグ戦出場は昨年5月22日の柏戦(札幌ドーム)以来1年半ぶりとなった。

 試合ではキャプテンマークを右腕に巻き、3―4―2―1の2列目左シャドーに入ってプレー。前半4分には後方からのパスに左足のダイレクトスルーパスで好機を演出。絶妙なボールタッチからの優しいパスで会場を沸かせた。

 同22分に交代を告げられると、札幌イレブンはもちろん浦和イレブンも“花道”を作るように集まって祝福。両軍ベンチも立ち上がってピッチサイドまで駆け寄るという異例の光景のなか、詰めかけたサポーターからも大きな拍手が贈られた。

 ◇小野 伸二(おの・しんじ)1979年(昭54)9月27日生まれ、静岡県出身の44歳。98年に清水商(現清水桜が丘)から浦和に加入し、Jリーグをはじめオランダなどで活躍。日本代表でW杯3大会出場、国際Aマッチ通算56試合6得点。1メートル75、75キロ。利き足は右。家族はモデルの千恵子夫人と長女・夏蓮(かれん)さん、次女・里桜(りお)さん。

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