J1最終節　横浜FC降格決定“奇跡”起こせず　広島劇的弾で3位死守

前半、ゴール前でボールを競る鹿島・鈴木　（撮影・白鳥　佳樹）
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　明治安田生命J1リーグは3日、最終節が各地で行われ、今シーズンの順位が確定した。横浜FCは鹿島と対戦し1-2で敗れ最下位が確定。1年でのJ2降格が決まった。

　降格圏18位の横浜FCが逆転残留するには、鹿島に勝利するのが最低条件。その上で17位の柏が敗れ、柏との得失点差12をひっくり返すことが必要だったが、前半18分、中盤でのパスミスを日本代表MF佐野海舟に奪われてカウンターを受けると、最後はFW鈴木優磨に決められて先制点を許した。同41分にも右サイドからの折り返しをU―22日本代表MF松村優太に決められた。後半18分、MFカプリーニが強烈なミドルシュートを決めて1点差に詰め寄ったものの逆転まではいかなかった。

　前節に神戸のJ1初優勝と横浜の2位は決定済み。広島が後半アディショナルタイムのゴールで3位をキープ。来季はACLの構造が変わり、広島はACL2出場権を獲得した。今季ACLで日本勢以外の他国クラブが優勝した場合に出場する。

　今シーズンは24年シーズンのクラブ数調整のため、J1最下位クラブが自動降格となる。J2からは町田と磐田、東京Vの昇格が決定。来シーズンはJ1、J2、J3のクラブ数が20に統一される。