なでしこ帰国　19歳・藤野あおば海外挑戦「すぐに行きたい」パリ五輪へ経験値アップ痛感

＜なでしこジャパン帰国＞多くの人に迎えられ帰国した藤野あおば（撮影・大城　有生希）
Photo By スポニチ

　サッカーの女子ワールドカップ（W杯）オーストラリア・ニュージーランド大会で、準々決勝（11日）で敗退した日本代表「なでしこジャパン」のメンバーが12日、成田空港に帰国。藤野あおば（19）が「行きたい意欲はかなり強まった」と海外挑戦に強い意欲を見せた。

　到着後に取材に応じた藤野は「（海外について）行けるならすぐに行きたいっていう気持ちはありますし、海外でやる必要があるっていうのは、ワールドカップを戦ってみても、国内感じられない迫力だったりとかっていうところも感じたので、そういうところに身を置くことが自分自身の成長につながるのは理解している」と現在の心境を明かした。

　さらに「今すぐ行って、その海外のレベルが低いわけじゃないですけど、プレーしやすい環境に身を置くことが大切なのか、もう少しレベルを上げて海外のレベルの高いところでプレーすることが必要なのかって考えたときには、やっぱり行ったときにレベル高い方が、自分自身のレベルも上がると思います」と日本では味わえない経験値の重要性を語った。

　リベンジの舞台は24年パリ五輪。10月スタートのアジア2次予選、来年2月の最終予選を経て、今度こそ最も高い場所へ。手応えと悔しさとともに、力強くパリへの道を歩む。