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FC東京・東慶悟 4年5カ月ぶり一発に「久々のゴール、あんないいゴールになるとは思わなかったですね」

[ 2023年8月12日 22:13 ]

明治安田生命 J1第23節   FC東京2―0京都 ( 2023年8月12日    味の素ス )

<FC東京・>後半、シュートを決めたFC東京・東(撮影・郡司 修)
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 FC東京は12日にホームで京都と対戦し、元日本代表MF東慶悟(33)が今季初ゴールを含む全得点に絡む活躍で2―0で勝利した。

 まずは前半36分にDF白井の右クロスをゴール中央で拾ってFW渡辺の先制点をお膳立てすると、圧巻は後半13分。DF長友のロングフィードからDFエンリケ・トレヴィザンが落としたボールを、胸トラップしてそのまま右ボレーでたたき込んだ。

 これが今季初ゴールで、リーグ戦では19年3月2日の湘南戦以来、実に4年5カ月ぶりの一発。ヒーローインタビューでは「久々のゴール、あんないいゴールになるとは思わなかったですね」と照れくさそうに笑った背番号10は、サポーターからの愛のあるブーイングも笑顔で受け止めた。

 昨季から今季途中までアンカーで起用されることが増え、意識も自然と周囲との連係を深める思考が強くなり、「シュート練習もなかなかできていなかった」という。それでもクラモフスキー監督就任後は、元々の本職だったトップ下に再コンバート。最近では「ダマさん(GK児玉)に手伝ってもらって、シュート練習したりとか。自分の中で、与えられたポジションでしっかりいいプレイできるように、常に準備していた」という。

 その地道な努力がこの日に見事に結実した。東の活躍もあり、これでチームは連勝。9勝5分け9敗と勝敗も五分に戻し、順位も9位まで浮上した。クラモフスキー監督就任後、守備陣は6試合中4試合でクリンシートをマーク。東は今後へ「前線にはいい選手はいっぱいいる。後ろが前のために頑張れるようなチームになっていけば、もっともっと攻撃力、点も増えるしと思う。もっともっと練習から求めていきたい」と上位進出へ先を見据えた。

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