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【スポニチ記者4年後へ提言】耳に残った香川の言葉…若手は日本でも普段から自分を律して

[ 2018年7月4日 13:30 ]

<ベルギー・日本>ベルギーに逆転負けで8強進出を逃し、ぼう然とした表情の西野監督(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 ロシアでの激闘を終えた日本代表は、すぐに4年後への戦いを始める。スポニチ特派員として現地で取材を続けた5人の記者が22年カタール大会に向け、緊急提言した。

 今回の西野ジャパンでキーワードになっていたのは“対話”と“対応力”だった。W杯開幕2カ月前の指揮官交代劇。W杯イヤーに監督が交代しながら、1次リーグを突破したのは94年米国大会のサウジアラビア以来だった。

 対話が活性化し、変化に対応できたのは、海外組が過去最多15人いたことが大きいと思う。彼らはピッチだけではなく、日々の生活から、主張をしなければいけない世界に身を置く。不測の事態にも対応して、解決していくすべを自然と身に付けている。私は海外組が全て正しいとは考えていない。だが香川が発した「厳しい環境に身を置き続けて戦わないと、こういう舞台で実力は発揮できない。どういうところで戦い抜くか。サッカー以外でも。最終的にはそういうところが結果に出る。犠牲にしないと戦えない」という言葉は耳に残った。

 海外でなくても良い。何不自由感じない日本でも、普段の生活から自分を律していけるか。若い選手にはピッチ外での先輩の姿も学んでほしい。(飯間 健)

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2018年7月4日のニュース