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“第3戦の男”不発 岡崎負傷…武藤も後半37分に交代

[ 2018年6月29日 05:30 ]

W杯1次リーグH組   日本0―1ポーランド ( 2018年6月28日    ボルゴグラード )

前半、競り合う岡崎(撮影・西尾 大助)
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 “第3戦の男”は負傷交代で不発に終わった。西野監督は今大会初となる2トップを採用。3大会連続となる1次リーグ第3戦でのゴールを狙った岡崎は、武藤と組んで初先発。前半12分には長友の左クロスから“利き足”の頭でダイビングヘッド。スタンドを沸かせた。

 だが、後半早々にアクシデントが待っていた。開始1分もたたないうちに突然、右足首を痛めピッチ中央で座り込んだ。そしてその1分後に大迫との負傷交代を余儀なくされた。2トップ、両MFの4人は今大会初先発。全員がサブ組の意地を持っていた中、特に闘志を燃やしていたのが32歳の岡崎だった。

 ポーランド戦はW杯通算10試合目。長友、川島と並びW杯日本人最多出場となった。1次リーグ最終戦では10年南アフリカ大会でデンマークからチーム3点目を挙げ、14年ブラジル大会でも一矢報いるゴール。「3戦目は凄く重要。チームの総合力が大事になる。今いる順位が安全地帯でないと理解してやらないといけない」と語っていただけに無念の交代となった。

 後半37分には武藤が、長谷部と代わってピッチを退くと、その後は攻撃の手を緩めた。武藤は試合後、「他のチームの状況で1点取りに行くより守り切ることを優先した」と説明。「幼いときからの夢。ゴール決めたかったがかなわなかった。決勝トーナメントで決めたい」と前を向いた。ただ、3戦目にして攻撃陣は今大会初の無得点。16強を果たしたとはいえ、前半には多くの得点チャンスを得ただけに、岡崎の状態とともに決勝トーナメントに向けて不安を残した形となった。

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2018年6月29日のニュース